CB72の製作を始めたところ、どうにも腰をすえて改造、自作部品等々やっていく暇がなくなりました。 CB72は数年もしくは10数年でやっていくことにして、ここは目先を変えることにしました。 バイク模型熱にうなされていた時期にツーリング先で見かけた模型屋に入っては、 埋もれていたバイクプラモデルを数多くサルベージしておりました。 実際SRXの前に(4年ほど前かな?)サルベージしたCBR400Fをサクサクと造りました。 がしかし、当時モノでデカール黄変、劣化が激しくデカール貼り最終段階で見れたものではなくなりました。 果たして今回完成画像アップまで持ち込めるか分かりませんが、 このキットは出来上がるとさすがタミヤとなりそうな感があるのと、単気筒エンジン好きとしては、 面白そうな気がして着手することにしました。 模型栄えするTAMIYAですので手を加えずにサクサクで充分と思っていましたら、 どうにも気にかかるところが出て来て再び完成しないんじゃなかろうかという気も致して参りました。 |
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今後も出来るだけ軽く製作したいキットは数多くありまして、 一体化チェーンは何とかしたいところ。 1/12ではエッチングチェーンも充実しているようで困らない様子。 特にあのタミヤまでもが参入していたとは驚きでした。 どうやら随分前の話のようですが。 とはいえど、エッチング使うのもどうにも、気合そこまでは入れたくないんだよなあ、 という在庫さばきが主な目的ですので、 ここは一つ簡易的なものがやれないだろうかと、はや5年・・・。 そこで思いついたのが、キットの見える部分だけ2枚におろし、 ピンバイスで穴を開け、伸ばしランナーを突っ込むというもの。 これなら多少手間はかかるもののビンボーくさくて尚いいんじゃないか。 結構手間がかかるのでは?と思われるかもしれません。 実際のところはスポーク張りよりも遥かに楽な作業です。 但し、本気でやるとセンターにきっちり穴あけをしないといけませんで、 集中を強いられます。これではまた時間がかかる。 そこで昔のような根性論は使えません。 なぜなら、既に数年前から老眼が進行中。 最近ようやく開き直ることが出来、 頑張って焦点合わせて疲れるのはイヤだいうことで、 的を決めたらあとは指の感覚だけでずれても気にしないという。 まあ気力を込めないで適当でいいやと言ったところ。 そういう流れでブレーキディスクローターもちまちまとずれてもものともせず がしがし穴あけしておきます。 そこでTAMIYAさんの強度保持という親切心が仇となりました。 なんとまあハブが厚くてせっかく穴開けたのに向こうが見えず ハブ断面が邪魔をする。 しっかり円筒形に削ると強度不足で確実に割れる感がありまして、 樽型に削っておきます。 実車とは構造が全然違いますけど、プラモデルの材質考えると 上手いことハブ周りの組み方処理やったんだよなあ思います。 おまけにCBR400Fの鎮魂画像。 オイルパイプを伸ばしランナーにて追加してあります。 他はとにかく穴開けくらいでしょうか。 |
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単調作業が終わりましたので、先ずエンジンから取り掛かります。 そのまま組んでも実車同様のシリンダフィン数。 そのままで良さそうなもんでともいきませんで、いざキットを見ると、 デコンプとタコメータのシリンダヘッド側メーターギアボックスが、 一方は無い、一方はビニールチューブ取り付け基部のようなもの。 諦めて先ずはデコンプをランナーから削り出しで自作します。 見えてた頃はこのくらいの大きさは、 「ああやっぱり出来ねえ、平行取れない、円も削れない」 と言った感じで楽々見えてましたが現在では 「ああ曲がってるよなあ、多分いびつだろうな」 と言う感じで、詳細は撮影しないとわかりません。 また、テネレの時どうしたっけ?と思って見て見たら、 単に軸部分だけ金属線に置き換えて全然再現してなかった。 そういえば結構急いでエンジン組んだんだよなあ。 ちなみに現在テネレはプロターのタイヤプラ溶かしの悲劇に見舞われ、 また、サイドスタンド自立がひびいて、サイドスタンド折れ。 いずれエンジンから造りなおすつもりで分解されております。 リムに関しては悲劇が起きないようにたっぷり厚塗りしましたにもかかわらず、 残念ながら角の部分がどうしても塗膜が薄かった模様。 デコンプには都合3箇所穴掘りが必要です。 2箇所ですとなんとか帳尻合わせして誤魔化せますが、 3つ目は失敗できません。加えてプラ強度を考えると 折損の可能性大です。そこで複製を試みました。 |
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問題はシリコンが既に期限切れで全滅となったこと。 田舎モノでして片道50km以上かけて買い出し行かねばなりません。 なんだか大掛かりになりそうでそこまでしたくない。 そこで思いついたのが光硬化パテです。耐熱温度さえクリアできればいけるうじゃないかと。 半田を溶かしてやってみたところ角まで行かないながらも複製可能な様子。 そういえば気泡抜きのために型を温めるんだったよなあ。 |
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ということで、型に半田を溶かしいれたら、こて先端で半田を押し当てて全体的に熱します。そうしたところ、右上画像の上から2,3番目までくらいの形が見えてくるように。 次のショットのもので形を整えたのが画像左隅のもの。その右の画像は一番エッジが立ったのですが光硬化パテが耐え切れず割れてしまいました。 拡大の刑には耐え切れそうに無い代物。これ以上追っかけても、自分の技術が追いつきませんでこんなところです。 シリンダヘッドにはランナー片をくっつけて省略された部位を削っていきます。まだまだデコンプワイヤのカバーゴムやら、メーターギヤカバーが待ち構えております。 |
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バイク模型で気になるのがフランジボルト、ナット。 今まではガンプラ関連のボルト類に手を加えてやりくりしていました。 問題はこれはというぴったりしたサイズがありませんで、 これを機に一つ作って複製を試みます。 光硬化パテで再び試してみたところ、残念ながら熱には弱いようで、 前回よりも熱を加えたら溶けました。 こうなれば耐熱シリコンしかないか?、別に通販で買えばいいしという話なのに、 意地になって簡易方法にこだわります。 マフラーパテを2種用意しましたが、これはどうも相性がよくありませんでした。 更に意地になって探しておりましたら耐熱260度パテがありました。 そこで出来上がったのが画像群。 うまく半田を溶かして押し当てますとかなり良くコピーできます。 難しいのはコンスタントに上手くできないと言う・・・。 残念ながらこれも使用限界がありましてエッジが立たなくなっていきます。 大体10回くらいと言ったところ。一端冷ましますと長持ちするような感じ? 本格的なシリコン型からの、雄雌両面複製はいずれ時間に余裕が出来たら 試行したいところです。レジンも気泡がシビアなんですけど、メタルも難しいらしく・・・。 ということで二の足を踏んでしまうのです。 |
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デコンプの蛇腹ゴムをどうしたものかと考えつつ複製物の修正をしておりました。 旋盤の代わりにリューターどうかしらん思い、トライすることに。 安物リューターで軸がブレブレでなんとも使い物になりませんでした。それでも敢行します。 手持ちのアルミ棒が1mm径でキットとデコンプにらめっこしつつ削っていきます。 その後蛇腹みたいに見えるようカッターを当てて削ります。 大体の感覚と、削れる影でピッチをそろえます。おおよそ20回程の犠牲を伴いました。 ようやく出来たもののどうも線がいびつでリューターかけたら削りすぎまして、 諦めて真鍮管を再び削りパイプを作っています。 蛇腹はぱっと見同径でした。がしかし撮影にかけると円錐状・・・。 これ以上はホントに旋盤買う外ありませんでここで終了。 実際の蛇腹はこれほど縮んでいませんで幅があります。ただまあ出来んもんは出来んということで。 デコンプはあとは取り付け基部が残っております。 |
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メタル複製のついでで気になっていたのがオイルパイプ接合部。 今度は真鍮パイプを削っていきます。 手持ち最大径で1.4mm。せっかく作ったものの一回り細い。 仕方が無いのでアルミ板0.1mmを押し当てて径を広げました。 片面複製をして残りの部分はガシガシ削り。 気になっていたリアショックのコイルスプリング。 キットのと比べてみて0.7mmで良いかと思い作りました。 残念ながら太い。しかもヒト巻き足りません。 更に残念ながら手持ちのストックに0.6mm径金属棒も無し。 ここは諦めてこのままとします。 下部分のストッパ部品を細く変更してサス全体に手を加えれば、 多少は巻きの密な感じが取れるかもしれません。 キットのままでも良さそうなもんと思いつつ、 せっかくなんで勿体無いと思い、これでいきます。 |
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同意の下の話ですが、知らないうちに一本ウン万円もする、 グレードの高いおそらくチタンシャフトを購入していました。 最近廃材として手元に来ました。 軽くて硬くて比較的切削性も良好ですので、 一つは耳かき、一つは小型切削カッタ、角型溝堀を造りました。 これらを使ってシリンダフィンやスイングアームのサスペンション基部の 省略モールドを削っていきます。 シリンダヘッドのタコメータギヤボックスはいまだ、シリンダヘッドカバーの 加工修正が出来上がってませんで、 切ったはった削ったの繰り返しです。 光の反射の都合でどうも現物とは全然違う画像となっています。 一旦諦めたコイルスプリングは、5mm径でいいんじゃないか? と改めて思い直し巻いてみました。何とかなりそうです。 問題は簡易的に密巻きした後、広げましたので歪みが出て シビアな修正が必要なところです。 |
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シリンダ、シリンダヘッドはフィンの厚み、深さ以外は実車と同様というわけでもなく、実車並みにしようとすると自作しかありませんで、 ここは気になるところを修正ということにしていきます。左クランクケース側は、カムチェーンテンショナが気にしなければ気にならない、気にすると気になって仕方ない所で、 ここは今後手を加えていきます。フィンのついたては迷いに迷った結果やってみることに。一発で決まればかなり楽ですが、そうもいかず何箇所か修正を強いられます。 そうなると、接着剤、パテ類の定着が難しく、なかなか時間のかかる作業となります。フィンの厚みは大分と削ってみたものの、拡大すると厚い。 シリンダヘッドカバーは未だにパテ盛り削り奮闘中。 |
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シリンダヘッドカバーは相変わらずパテの盛り削り。 その間シリンダフィンの切削です。下2枚の間にボルトの通る盛り上がりを、 せっせと整形します。一番下は完全に失敗しましてここも盛り削り。 リカバーに相当時間がかかります。 シリンダヘッドカバーは、完成後殆ど見られ無くなる、 バルブホールキャップ、エンジンハンガボルトが通る部分は モールド省略がありますのでここもやっておきたいところ。 まだまだ先は長いです。 ふとマフラーエンドが気になって調べて見ましたら、 どうも角度が違う。というわけで修正。 厳密にはキットのモデルはおそらく最初期型であろうので、 或いはマイナーチェンジがあってキットのほうが正しいのかもしれません。 ただまあかち上げのマフラーエンドがどうも?なのでこちらでいこうかと。 さらに前述のシリンダヘッド中央のボルトが通る部分もどうも違うみたい。 |
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