第2期 2006年5月下旬〜

昨年末にネットでフジコピアン社のレタリングシートなるものを見つけました。
これは、デカールではなくクロマティックのようにシートに印刷したものをこすって擦り付けるものです。
果たして上手くやれるのかというのが今回の挑戦です。
まずは、レタリングシートはいかほどのものかを試してみました。
画像左上は0.1mm洋白板での片面腐食です。なんだかぱっとしない様に見えます。ですが実験としては成功で、
今までの方法では、ハイメッシュシートの仕上げ、洋白板吹き付けで最低でも2週間かかりました。
その準備段階が今回は一時間強で十分となりました。画像左下はプラ板につけたもので、そこそこいけます。
それで調子に乗って0.5mm厚で試したものが、右下画像です。洋白板にこすり付ける時にどうしてもインクリボンが切れてしまいました。
インクリボンの定着自体はそこそこ強く、グランド液ほどとはいきませんが、
若干光沢が落ちるものの8時間以上持つことが分かりました。それ以上は不明です。
(ちなみにエッチングプレートは、たて3.5cmです。)
どうしたものかとすったもんだした挙句に辿り着いたのが、2重刷りをして且つ、貼ってはがせるスプレー糊を薄く一吹きというものです。

 


画像はブリキ板でああでもないこうでもないとやけくそになっている図です。
左上が一重刷りで、スプレー糊、ほかは2重刷りで適当にやってみましたというところです。
下のものは0.1mm厚で、ためしエッチングです。
(まずは、スプレー糊が腐食をカットするのか、腐食に負けるのかを試さないとはなしになりません。)
これまた失敗のように見えますが、個人的には成功です。
どこがと言われると困りますが(多分そのくらい見る方々は厳しいと思いますが)
コマがまともに形になっている、ランナーはさすがに細すぎて、0.1mm厚では切れても致し方ない、
というわけで、本人としては成功なわけです。

ですので、気を良くして、0.3mm厚にチャレンジしてみました。
下の黒い部分がインクリボンをこすって定着させたものです。ちなみに現物は縦寸1.7cmです。
今回のは1/9オフロード車用です。前回のは青島から出ている、爆発的超ロングラン生産、
排ガス規制で500ccは無くなってしまった大変なのは分かるけれどでも本当に、
それでいいのか日本国、製用に作ってました。
やけにでっかい画像ですが、すみません今更手直しする気力がありません。
その下の汚い液体が腐食液です。加えて何度も使いまわしていますので
ますますとんでもないことになっているのです。


















こちらが出来上がったものです。17インチモニタで原寸大です。
コマの拡大画像は、向かって左が普通に出来たものを切り取って仕上げたものです。
といっても若干段差が残っています。右は、一番失敗したものを拡大したものです。
腐食が足らず、穴が開いてません。


レタリングシートをこする時に力を入れなければいけないので、どうしても板が反ってしまいます。
そのため、腐食ムラが起こってしまったと思います。それ以外に、〜これの方が大きいかもしれません〜
液の使いまわしで、腐食が弱いことも考えられます。一応新しい液を補充しながら行なっていますが、
途中から急激に腐食速度が落ちていったので理由として考えられると思います。
もう一つの問題点は、表裏のズレで、こればかりは自分の下手さ加減を嘆くほかありません。
対処法としては、集中力の増大意外に無いような気がしないでもないです。
といいつつまだ余地は残っていまして、原稿にトンボをつけて、完全に2枚分のトンボが一致するまで、
妥協せずに位置決めをするというものです。
でもこれは一生無理なんじゃないのか?
ほかには型枠を厚紙なりで造るという手もあります。
とりあえずは上記2点が問題点です。
そうはいっても、現時点の最低ラインが今回のもので、
(それなりに集中はするけれど、そこそこ気軽さもあって変な疲れ方がない)
これを仕上げればそこそこのものにはなりますので、個人的にはこれでいいんじゃないか?とも思います。









最近のプラモメーカーの中には完全に型が一致しているというのが当たり前な場合もありますが、
よくよく見れば、ずれてるのが当たり前という製品もあることを考えると、果たして自分に出来るのかという疑問があります・・・。

うだうだと見苦しい泣き言をほざいていますが、仕上げで楽したいのでもうひとこえやってみようかなあと思っております。

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